北海道学生研究会SCAN2018 大会開催に向けて

 

顧問挨拶

 

 北海道学生研究会(以下SCAN)は、2010年に当時、釧路公立大学の下山朗准教授(現、奈良県立大学)の研究室によって創設されました。それ以来、北海道道内の多くの大学、大学ゼミの賛同を得て、年1回、釧路公立大学において参加協力大学による合同研究発表会を開催し、またその成果を札幌でインターカレッジフォーラムという形で開催するなど、北海道内の学生の主体的な地域経済研究や地域振興への取り組み活動を社会に情報発信してきました。

 また、この活動そのものが、学生主体の組織運営で行われてきたことがSCANの大きな特徴でした。事実、2016年まで釧路公立大学を拠点に学生主体の事務局を設置し、組織運営が行われてきました。

 下山先生は、元来、このSCAN運営を特定の大学に永続的に事務局を置くのではなく、参加協力大学の中で持ち回りし、輪番方式で運営していくことを考えていたようですが、なかなかそれは実現しませんでした。

 2017年にSCAN顧問の下山先生が釧路公立大学を退職されたのを機に、中山健一郎ゼミナール、および下山先生の大学院ゼミの後輩である武者加苗ゼミナールにSCANの運営事務局の移転が行われました。2017年度は札幌大学にて合同研究発表会を開催し、インターカレッジフォーラムは、釧路公立大学にて開催しました。また、SCAN活動の北海道内での知名度を高めるため、経済産業省北海道経済産業局、北海道銀行、北海道新聞社を中心に共催形式を図るなど新しい試みも実施しました。

 2018年も地域課題に密着した道内大学の学生の研究や貢献活動を応援していくため、SCAN運営の事務局を札幌大学に置き、ひとまず活動の継続化を図ることにしました。今後のSCAN活動や組織運営には例えば、密接に参加協力大学との連携を深め、各大学の学生がより主体的に参加する事務局運営も考えられます。参加協力大学間の共同研究もありえます。そのためには大学教員間の交流、大学ゼミ間での交流促進も課題になるでしょう。

 また、SCANの活動が地域に根差したものであるならば、地域人材の育成の観点が重要になります。地域の高校にもこのSCAN活動を知ってもらい、賛同の上、高大連携の新しい可能性を切り開いていくことも必要でしょう。

 9年目を迎えるSCAN活動のこれまでの蓄積をふまえて、さらに発展させ、未来の北海道のために何が出来るか、あるべき姿を共に考え、1つ1つ課題を解決していけるような形に変えていきたいと考えています。今後ともご支援のほどお願い申し上げます。

 

平成30年5月25日                

北海道学生研究会SCAN顧             

札幌大学地域共創学群教授  中山 健一郎

札幌大学地域共創学群教授  武者 加 苗